シュレッダー基礎知識

【プロ解説】シュレッダーの最大細断枚数とは?最大細断枚数が多いと価格が高い?

プロ解説 シュレッダー 最大細断枚数 価格 高い

シュレッダーのスペックでよく目にする最大細断枚数

どのメーカーにも記載されているので、重要な項目だと思っている方が多いと思います。

しかも一般的には最大細断枚数が多いほど価格が高くなる傾向です。

ヤギくん
ヤギくん
多く切れた方が良い製品じゃないの?

しかし、単純に最大細断枚数が多ければ良いというわけでもありません。逆に最大細断枚数を重視したことで効率が悪くなっている場合も多くあります。

ヤギ先生
ヤギ先生
用途に合わせた製品選びが必要だね

このページではそんなシュレッダーの最大細断枚数について解説をします。

シュレッダーの最大細断枚数とは?

シュレッダーの最大細断枚数とは「一度の投入で何枚まで細断できるか」です。

つまり、最大細断枚数が20枚であれば20枚を一度に切れるということです。

この20枚はA4の紙を縦に投入した場合の数字となっており、紙は坪量64kg/m2という紙を想定しています。坪量64kg/m2という紙は一般的なコピー用紙の坪量です。

そして「最大細断枚数は10回連続して細断可能であること」という条件があります。

つまり最大細断枚数が20枚であれば、20枚投入を10回繰り返しても全て細断してくれるということです。

逆に11回目に20枚を投入しても負荷オーバーで逆転してくる可能性が有るということです。

ヤギくん
ヤギくん
性能ってそんな簡単に落ちるの?

シュレッダーはモーター駆動です。運転を続けているとモーターに熱が生じてきます。モーターは温まると効率が落ちていくのでパワーが落ちていきます。

なので最初は20枚切れたのに続けて投入していると20枚切れなくなるという現象が起こるのです。もちろん時間をおいてモーターが冷めればまた20枚が切れるようになります。

さすがに1回だけ切れてすぐに切れなくなるというのも良くないので「10回連続投入して細断出来る」という条件があるということです。

この条件の設定についてはJBMS(社団法人ビジネス機械情報システム産業協会)のシュレッダ用語に規定されています。

数百種類のシュレッダーを見てきた著者の実感としては、この条件を守っているメーカーは少ないです。多くのメーカーは多めにスペック表示しているのが現状です。

どのメーカー?とはあえて言いませんが、不安な方は著者がおススメしているシュレッダーを購入して下さい。

シュレッダーの最大細断枚数が多いと紙詰まり防止になる?

詳しくはこちらのページで紹介していますが、最大細断枚数が多いと紙詰まりの防止になりやすいです。

シュレッダーの不満は「よく詰まってしまう」が多いのですが、最大細断枚数が多いとこれらを減らせる可能性は高くなります。

ただし、最大細断枚数が多ければ完全というわけではないので、シュレッダーを使う場合は入れすぎないということが必須です。

ヤギくん
ヤギくん
ついつい入れすぎちゃうんだよね

よくオフィスなどではシュレッダーの際に入れすぎないように投入口付近に「投入は〇枚までにして下さい!!」とシールを張っているのを見かけます。

ヤギ先生
ヤギ先生
最大細断枚数の5~7割くらいで表示している場合が多いかな

このように作業者に注意してもらう事も大事ですので、複数人数で使用する場合はこのような工夫をしてみてはいかがでしょうか?

シュレダーの最大細断枚数を重視したい状況とは?

冒頭でも言いましたが、単純に最大細断枚数が多ければいいというわけではありません。

使用用途によります。

私の場合、シュレッダーはまとめて使っていませんでした。トイレに行く場合や試験室に行く場合にシュレッダーしたい紙を持って、ついでにシュレッダーをしていました。

せいぜい多くても10~20枚くらいでしたので、シュレッダーに1回ぶちこんで、そこから立ち去るといった使い方です。

最大細断枚数を重視すべきなのは、このような1回ぶちこんで立ち去るといった使い方が多い場合のみです。

こういう場合に最大細断枚数が少なければ、複数回にわけて投入しなくてはならないので足止めをされてしまいますよね。

ヤギくん
ヤギくん
トイレ行きたいのに足止めされたくない!!

最大細断枚数の目安は下記参考にしてみて下さい。

  • 家庭用→5~8枚
  • 小規模オフィス用→10~25枚
  • 業務用→15~100枚

もし1回の投入でこれ以上細断するケースが多いのであれば処理能力(時間当たりに何枚切れるか?)を重視しましょう。

処理能力は下記で詳しく解説していますので、気になる方はチェック!

シュレッダーメーカーが最大細断枚数を重視している理由

参考としてメーカー側の視点での最大細断枚数についてです。

実は開発者側からすると最大細断枚数を増やすことは非常に簡単なのです。単純にその分細断速度を遅くすれば良いからです。

例えば下記の2機種を比べてみましょう。

機種名 A B
最大細断枚数(枚) 20 25
細断速度(m/min) 3.0 2.0
細断サイズ(mm) 4×30 4×30
連続時間(分) 30 30

Aの機種の細断速度を遅くして最大細断枚数を多くしたのがBの機種です。(実際の私の経験からこのくらいのスペック対比になります。)

この2機種はカッターもモーターも同じで、変速部分の調整だけでこのようなことが出来ます。

例えば自動車も動き出しはパワーが必要なので1~2速の低速からスタートします。スピードに乗ってきたら今度はさらにスピードを上げるために3→4→5と入れ替わりますよね。

このように変速部分を自動で入れ替えることでスムーズな走りが出来ます。

ヤギくん
ヤギくん
速度を落とせばパワーが上がるのは一緒だね!

シュレッダーの場合は自動で変速部分が切り替わらないのでメーカー側はBを作ります。それは最大細断枚数(パワー)を重視しているからです。

各メーカーを見るとわかりますが、シュレッダー業界は価格と最大細断枚数に相関があります。

つまり最大細断枚数を目安に価格設定をしているということです。

なので、メーカー側は細断速度を遅くして最大細断枚数を重視した方が価格を高く設定出来るという認識があります。

しかし、最大細断枚数が多くて便利なのは先ほどの章で説明したように「1回ぶち込んで立ち去る」といった場合です。

このような使い方ではなく、ある程度まとまったらシュレッダーをするという場合は処理能力(時間当たりに何枚切れるか?)を重視すべきなのは明らかです。

実際に米国では処理能力が重視されています。

先ほどのAとBでどちらが処理能力が高いのか?

Aの処理能力 → 3,030枚

Bの処理能力 → 2,525枚

おなじ時間細断するのであればAの方が優位なのは明らかです。

なので

最大細断枚数重視 → B

処理能力重視 → A

このように使い方によって何を重視すべきなのか?は変わってきます。

最大細断枚数を重視すべきなのは「1回投入して立ち去る」といった場合です。覚えておきましょう。

シュレッダーの最大細断枚数とは?まとめ

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以上がシュレッダーの最大細断枚数の解説でした。

一番言いたいのは使用用途によって選ぶポイントが 変わるということです。

最大細断枚数を重視すべきなのは「1回投入して立ち去る」といった場合です。それ以外は処理能力を重視すべきです。

シュレッダーメーカーのスペック表に処理能力が書いてあるメーカーはほとんどありませんから、一般の方は知る由もありません。

これを読んだあなたは、これからシュレッダーを選ぶ際は処理能力も意識して選んでみましょう!

手っ取り早く処理能力が高いシュレッダーを教えて欲しい!という方は下記チェック!

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